篠原さん達が新しい名所として整備していくんだそうです。
企画段階では作業中の現場が見られる予定でしたが、息子さん達のチームの
仕事が早すぎて、12月までかかる予定の作業が既に終わってしまってました。
しかし、キレイに間伐された明るい林が見渡せたので、これはこれで良かったかな。
山の上の方まで行くと、他の山を見渡しながらの解説も。
今度は江口組合長の熱弁も聞かせていただきました。
その後は山を下りて松田川上流の名所「出井甌穴」へ。
川底の大きな岩が長年の水流などで削られてできた奇観です。
あまり知られていないようですが、一見の価値ありですよ!
そして篠原さん宅に戻って、炭焼き体験、の予定でしたが、
山での解説がヒートアップして、時間が大幅に遅れたため、
すでに出来上がった竹炭を専用の道具でカットする体験に切り替えました。
これも篠原さんが作ったそうで、意外なほどにサクサク切れる!
これで一日目の体験プログラムは終了しましたが、
見たこともない道具や風景、初めて聞く山の詳しい話等に加え、
おんちゃん達のフレンドリーさや熱い語り口も印象的だったようで、
参加者のみなさん口を揃えて
「楽しい」
「来てよかった」
と言ってくださったのが嬉しかったなぁ。
このあと、しし鍋やシカのセミの刺身、
地元産の豚肉BBQなどをたらふく楽しんで、
日本シリーズ第6戦を横目に見つつ夜は更けて行きました。
(※興奮しすぎてまともな写真がありません。あしからず。)
さて、2日目は朝からすくも湾漁協へ。
最新設備や水揚げ、せりの様子を見学し、漁協の歴史・概要をはじめ、
7・8年前から取り組んでいる植樹活動などについて、
漁協の浦尻組合長や職員の方から説明をいただきました。
ここでも「山を守る」事の大切さについて熱く語っていただき、
このツアーで一番伝えたかった、宿毛での森林保全活動の熱心さが
理解してもらえたと思います。
そして、近くの食堂で「漁師の昼飯」を堪能。
鯛飯、煮魚、酢の物などに加え、朝どれの刺身盛りも!
なんだか「宿毛グルメツアー」みたいになってますね。
最後の体験、直七の収穫に、ふたたび宿のあった楠山地区へ。
昔ダムの造成の時に出た残土を持ってきた土地で、
数年前から数千本の直七を栽培しているそうです。
まだ樹がそんなに大きくないので、収穫も楽チン。
みなさん袋いっぱいにお持ち帰りされていました。
こうして幕を閉じた今回のツアーですが、
帰りに書いていただいたアンケートも、
項目が多かったにも関わらず、みなさんビッシリと感想を記入いただき、
地元を愛する山や海のおんちゃんこそ高知の宝だ!
との思いを強めてくださったようで
自分自身もあらためて実感するとともに、
主催者として手ごたえを感じられました。
今後もこうしたツアーや活動を通じて、
森の魅力、人の魅力を発信していけたらと思っています。